こんにちは!2019年の11月のTOEICが終わってからというもの、英語学習は『速読速聴・英単語 Daily 1500』を進めてきました。
先日、ようやくこの本を終えることができましたので、本記事はそのレビューになります。
これがなかなかに骨の折れる本でした。
「速読・速聴」というだけあって、付属CDではネイティブスピーカーが容赦のない速度で語りかけてくれます。
しかし、実際にはこれくらいのスピードの英語を理解する必要があります。リスニング力や読解力を底上げしたいという学習者にオススメできる本だと思います。
この本を始めた理由
竹岡先生の『英文熟考』を終えてから、多読を進めています。
先日『速読英熟語』を終えたので次に使うテキストを探していたところ、同じくZ 会で出版している本書を発見。
単語力・熟語力だけでなく、速読力・リスニング力・背景知識も無理なくマスター
という本シリーズのキャッチコピーに惹かれました。やはり英単語は文脈の中で覚えた方か定着すると思いますので。
同シリーズには『Core 1900』という若干上級者向けの書籍(TOEICスコア600〜800点向け)があるのですが、自分はリスニング力に自信がないのでワンランク下の『Daily 1500』(TOEICスコア500〜700点向け)を購入。
学習を始める前は「レベルを下げすぎたかな?」と考えたりもしましたが、全くそんなことはありませんでした。
先日受けたTOEICでぼくのスコアは725点でしたが、正直言ってDaily1500も十分すぎるほど手応えがありました(特にリスニング)。
なので、背伸びせずにDaily1500から始めて良かったと思っています。
本書をやってみて感じたメリット
この本の特徴のひとつに、多様なジャンルやシチュエーションの英文が掲載されているというのがあります。
ジャンルは食事から動物、芸術、スポーツと様々あります。
英語のテキストを読んでいると「こんな会話、絶対しないだろ」と感じてしまう文章に出会うこともありますが、本書ではそう言った悪文もなかったですし、そういう面でも飽きることなく進められました。
英文のシチュエーションも、カップルの会話からブログ記事、メール形式と幅広いです。
TOEICでもメール形式だったり会話形式だったりいろんな英文が出てくるので、その対策にもいいのかなと思いました。
また、上にも書きましたが付属CDではネイティブスピーカーが容赦なく読み上げてくれますので、スピードに慣れるのに最適だと思います。その分聞き取れなくて苦労した箇所も多かったのですが、こればかりは慣れるしかないと思います。
それから、英文は全てネイティブスピーカーの書き下ろしということですので、余計な心配をせずに英文を読むことができるのもポイントです。
本書をやってみて感じたデメリット
出てくる英文の中には関係代名詞などがなかなかに込み入ったものもあり、理解するのが難しいところもありましたが、本書はそういう読解についての説明は少ないです。
なので、読解力がある程度備わっていないと、「日本語訳はあるけれどよくわからない!」ということになってしまうかもしれません。不安のある人は書店等で立ち読みして、自分が理解できるレベルかを確認することをお勧めします。
無理そうなら読解テキスト等で読解力を底上げしてから挑みましょう。
また、Dailyというだけあって簡単な単語が多く(それでも聞き取れませんでしたが)ボキャビルをしたい人には物足りないかもしれません。
本書自体、上のレベルの『Core 1900』への橋渡し的な立場のようなので、そこはご自身のレベルに合ったものを選びましょう。
それから、これはデメリットというよりも精神論的なものになるかもしれませんが、音声でついていけないからといって落ち込まないようにしましょう。Amazonのレビューなどを見るに、多くの方が聞き取れずに苦労されているようです(ぼくもそうでした)。初級者向けだと思って軽い気持ちで取り組むと、途中で挫折してしまうかもしれません。
メリット・デメリットまとめ
- リスニング力を伸ばしたい、ネイティブのスピードに慣れたい、という方にオススメ!
- いろんなジャンル・シチュエーションの英文を読むことができる
- ボキャビル目的としては物足りないかも
- リスニングが苦手な人にとっては苦労するかもしれないが、実力は付くはず!!
あとがき
本書に費やした時間は1日30分くらいでしょうか。その上復習しながら進めていたので、2ヶ月もかかってしまいました。
今後は本書の復習をしつつ、英作文の学習を進めていくつもりです。その後は『Core 1900』に移りたいですね。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
今回は以上です。